「固定」「変動」「固定金利選択」の違い

金利タイプこれから住宅ローンを組む人にとって非常に悩ましいのが金利タイプです。

日本銀行がついにマイナス金利政策を実施するほどの低金利の時代ですので、2016年時点では今後もさらに銀行などの金融機関が金利を下げてくることが予想されます。

しかし金利はその時々の経済状況に大きく左右されることになりますので、これからも下がるだろうと予想していたものが急に高く跳ね上がるということも絶対に起こらないとは限りません。

特に住宅ローンでは20~30年という長い返済期間をしていくことになるので、返済が終わる頃に世の中がどうなっているかを確実に予想することはできません。

そこでどのような将来になってもきちんと返済を続けていけるように考えていくのが金利タイプというわけです。

住宅ローンの金利タイプは大きく3つあり、「固定」「変動」「固定金利選択」として区別されています。

それぞれのタイプを簡単に説明するとまず「固定」は最初に契約した金利が返済完了までずっと一定でかかってくるというもの、「変動」は金利水準が変動することにより時々の返済額が変動していくもの、最後の「固定金利選択」はまず一定期間固定金利で返済しそれが終わった時点で固定と変動のどちらにするかを選びなおすというものです。

最も計算しやすいのが「固定」型

3つの金利タイプの中でも比較的多く選ばれているのが「固定」型の金利ローンです。

理由は現在すでに超がつくほどの低金利の時代であることから、これ以上金利が下がることはないだろうという予測が立つからです。

また全期間固定となることから毎月の返済額を計算しやすく、家計への影響を意識しなくてもよいという安心感があることもメリットです。

「変動」型の金利の場合、もし契約をしてから金利が下がっていけば返済額が減ってお得になりますが、突然に金利が上がったときには返済額も高くなってしまいます。

ですので毎月の返済額がどうなるかということが不安定になり、子育てや介護など他にお金がかかる時期にどういった家計をしていくかの予想がしづらくなってしまうということが考えられます。

ただし変動型の金利ローンは3つのタイプの中で最初の金利設定が最も安くなっているのでその点はしっかり考えておくべきでしょう。

固定と変動のどちらか決めかねるときに便利なのが「固定金利選択」型です。

これはとりあえずここ10年くらいは金利が低いだろうという予想のもとで契約し、その期間が終わってから様子を見て判断するということができます。

固定金利選択では3年、5年、10年と期間を選ぶこともできるのでその時の社会情勢で判断をする幅が広がります。

銀行によってそれぞれのプランが違うことにも注目

この金利タイプ別の住宅ローンはほぼすべての銀行でそれぞれのプランが用意されています。

現在のところこの3つのタイプの人気度はだいたい同じくらいとされていますが、やはりより堅実な考えをする人ほど将来が予測しやすい固定型を選んでいるようです。(2016年時点)

固定型金利タイプの住宅ローンは「フラット35」という名称で提供されていますが、同じ「フラット35」であっても提供する金融機関によって手数料や金利が異なります。

同じように一見金利やサービスが変わらないように思えるローンであっても、提供する銀行によって内容がかなり違うことはよくあるので必ず詳しい資料を見て比較するようにしましょう。

どのタイプの金利を選ぶかによってローン審査の基準も異なるのでそちらも考えて選んでください。