子育て環境が整っている県とは?

子育てファミリー住宅購入をするときに一番に気になるのは子育てのための環境です。

東京などの都市部では待機児童が問題となっていますが、出産後に女性が仕事に復帰できる環境があるかや保育園・幼稚園を出たあとの子供がどういった教育環境に置かれるかということは地域によってかなり違いが出てきます。

待機児童問題一つとってみても、東京では相当の努力や入園のための活動をしないと認可保育園に入ることができないのに対し、地方都市では公立の保育所にも十分な余裕があり自分で選んだ好きなところに入ることができたりします。

どういった場所が子育てに適しているかということで比較する場合には、待機児童率の他に都道府県内の学校の学力や不登校児童率、大学進学率といった教育に関する数値と、社会教育に対する活動機会を調べてみる必要があります。

複数の統計を合わせて考えていくことにより見えてくる都道府県行政の姿がありますので、これから引っ越しや住宅建築を考えているなら多面的に調べて場所を選んでいくことをおすすめします。

教育・子育て環境なら北陸が強い

子育てや子供の教育に重点を置いたアンケート調査をするとき、必ずと言ってよいほど上位に食い込んでくるのが北陸三県である富山・福井・石川です。

アンケートは調査対象や質問のしかたによって若干違いが生じてくるものですが、様々な企業が主催をするアンケート調査の中でも共通した結果を出しているのが北陸地域なのです。

中でも福井県は教育関連の総合指数が全体的に高く、また子育てをする大人世代にとってもありがたい雇用環境も比較的安定的に供給できていることから「住みやすい県」として高い評価を得ています。

圧巻なのが学力が2016年時点で全国第2位、不登校児童率が第4位、大学進学率が第12位、社会教育学級・講座数が第3位と地方都市の中ではダントツに抜きん出た数字を出しています。

待機児童についても全国トップクラスの実績があり、子供を育てるための環境が整えられていつつも豊かな自然に囲まれた地方都市らしさも残しているという非常に優れた自治がされています。

同じ北陸にある富山県も生活関連分野で全国的にトップレベルの評価を得ており、失業率や犯罪率の低さが子育て世代にとっては安心できる環境として評価されています。

なお富山県は生活保護受給者割合が全国で最も少なく、持ち家比率も全国第2位となっていることからのんびり余裕のある環境で安定的な生活をしていくことができる県としてここ最近の「住みたい都道府県」のトップ常連となっています。

石川県も全国学力第3位という実力がありつつ、さらに女性の社会進出に関する整備が整えられていることから夫婦が安心して仕事をしながら子供を教育していくことができやすい場所として知られています。

若者の地元志向が強まっている現代だからこそ考えたい

数十年前までは地方出身者であっても高校まででよい成績を維持できている人は進学を期に東京など都市部に出てそこで就職先を見つけるというスタイルが常識的になっていました。

しかしここ近年では大学進学をするにしても無理に都市部の学校に行くのではなく、地元で古くからの友人たちと勉強しそのまま就職をするという方法が多く選ばれるようになってきています。

傾向の是非はともかくとして一つの傾向としてある以上は将来的なことも踏まえて居住地を選ぶ重要性は高まって来ているといえます。

地方都市の大学の中には都内などの大学とは違った独自のカリキュラムを設けているところもあり、そうした教育や次世代育成の対策がきちんと取られているかということも今後の移住推進で重視されるポイントとなっていくことでしょう。