良くも悪くも「沖縄」というところ

沖縄国内で最も人気の高い沖縄県は、地方移住を考える人たちからも常に熱い視線を浴びています。

沖縄に旅行をされた方ならわかると思いますが、沖縄県内に一歩入るとそれまでとは全く違う「沖縄の風」を感じることができます。

この「沖縄の風」は言葉だけで説明するのは難しいのですが、本州とは異なる亜熱帯の気候と独特の海に囲まれた風景、それと通りかかる人たちの醸し出す雰囲気がすべて組み合わさって出来上がります。

沖縄県の主要産業となっているのは観光であり、首里城公園や沖縄美ら海水族館などといった有名な名所も複数存在しています。

数日間滞在していると時間の感覚がそれまでと異なってくるので、「ずっとここで生活したいな」と思う人も少なくありません。

ですが旅行客として訪れる場合の沖縄と、実際に移住する沖縄はまた違ったものであったりします。

いい意味でも悪い意味でも「らしい」ところがたくさんあるのが沖縄というところですので、もし将来的に移住を考えられているならそうしたところ全部を理解した上で「沖縄」という土地を愛してもらいたいと思います。

沖縄というところの特殊性は全国都道府県で統計をとった数値を見るととてもよくわかります。

参考>>沖縄県のランキング

実は人口増加率は全国第4位

地方都市の過疎化が進んでいる現在ですが、実は意外にも沖縄県は人口増加率が2016年時点で全国で第4位という驚きの数字を出しています。

これは現在人口増加をしている都道府県が47のうちわずか10しかないことを踏まえて考えるととてもすごいことです。

他に人口増加をしている都道府県は東京を筆頭に神奈川県や千葉県、愛知県などの都市近郊であるのに対し、地方都市では唯一というところも見逃せません。

これはやはり沖縄という場所の魅力がとても高いということを裏付けるものであり、移住をするなら沖縄がよいと考えている人が多いということでしょう。

しかし一方で一人あたりの県民所得と若者完全失業率が全都道府県中ワースト1位という結果も出されており、沖縄に住みながら都市部と同じような生活水準を維持するということの難しさもうかがえます。

これは沖縄の主要産業である観光が不景気のために減少してきていることが影響していると考えられますが、この問題に対応するために現在沖縄に企業誘致をするための活動も開始されており、今後県内の若者がどう活躍していくかということが鍵になってきそうです。

何事も「なんくるないさ」で乗り越える

沖縄には特徴的な方言がいくつもありますが、その中でも特に有名なものが「なんくるないさ」です。

沖縄を舞台にしたドラマやマンガなどで必ずと言ってよいほど登場する言葉ですが、正確な意味としては「挫けずに良い心を持って努力していけばきっとよいことがある」ということです。

経済的な指標ではよくない評価を受ける部分の多い沖縄ですが、島内で生活をしている人はそのことを恥じたり根に持ったりするということはあまりないようです。

とはいえ沖縄は離婚率も2016年時点で全国ワースト1位という結果も出されており、これに所得が大いに関係していることもわかっています。

沖縄に住むということはいろいろな意味で本州地域での生活と違ったスタイルに合わせていくということが必要になってくるようです。

何かが起こっても「なんくるないさ」の精神を持っていきたいものですね。